久しぶりの更新です。
我が助産所の所長がこのたび読売新聞に載っています。 皆さんもご存じ、インターネットラジオ「へそのお.com」の紹介です。 子育て応援 ネット番組 無料配信で話題 小児科医らの専門意見も 育児中の若いパパ、ママ向けの子育て応援番組「へそのお.com」(http://www.hesonoo.com)が、インターネット上で毎週月曜日に無料配信され、話題を呼んでいる。川口市在住のフリーディレクター山上滋(しげる)さん(35)と同市子育てサポートプラザが企画・制作。山上さんは「小児科医など専門家への質問コーナーもあって情報満載。ラジオのように育児や家事をしながら聞いてもらえたら」と話す。 番組は山上さんが2007年6月から1人で始め、同年12月から同プラザと一緒に制作している。毎回20分ほどで、鳩ヶ谷助産所長の鵜野洲みどりさん(51)が司会、同プラザ総合コーディネーターの鈴木香代子さん(57)らがリポーターを務め、山上さんが録音と編集を担当する。 鈴木さんが助産師や小児科医らを訪ね、育児に関する様々な質問に答えてもらう「ママに代わって行ってきます!」のコーナーや、子育て中のお母さんのトークなど、毎回違った内容。 たとえば、小児アレルギーについては、市立医療センターの小児科医・山南貞夫副院長から「アトピー性皮膚炎は体が温かくなるとかゆくなる」「卵は消化機能が発達してから与えて」などの話が聞ける。 「子どもが昼寝中でも聞けるように」(山上さん)と優しいBGMに乗せて、いつでも何度でも好きな時間に聞くことができる。 番組制作のきっかけは、山上さんに04年、長男が誕生したこと。初めての育児に悪戦苦闘した経験から、「同じ悩みや不安を抱えた若い夫婦が、自宅で楽しみながら聞ける育児情報番組があれば」と思いつき、子育て講座でお世話になった鈴木さんに協力を求めた。 鈴木さんは「プラザに相談に来る子育て中のパパやママの話を参考に、番組を企画している。番組ではお便りも募集している。子育て経験者も含め、多くの人たちと番組を作っていきたい」と話す。 次回19日に配信されるのは「埼玉大で乳幼児教育を研究している首藤敏元教授が自分の子育てで悩んだこと」などがテーマ。問い合わせは、川口市子育てサポートプラザ(048・250・1221)へ。 (2008年5月17日 読売新聞) #
by hatogaya-mw
| 2008-05-18 13:32
久しぶりの更新になってしまいました。
前回助産所最高顧問通称「婦長さん」の紹介をしましたが、今回はその婦長さんが松契という日本赤十字社助産児学校の同窓会誌に寄せた文章を紹介したいと思います。 実は私たちスタッフもこの文章を読ませていただいて、ほろっときてしまいました。 ぜひ皆さんも読んでみてください。 助産所ってこんなところなんだ・・・わかっていただけると思います。 助産所はすばらしい! 新14期大井幸子 昨年6月に古稀の祝いを「○○助産所」の一家で祝っていただきました。助産婦学校を卒業してから、長い長い病院勤務でしたが、助産婦業務をしたのはその3分の一ぐらいだったでしょうか?8年前定年退職をしたときは、中間管理職の重荷に身も心もくたくたに疲れ、2度と医療場面の仕事には身をおかないことを決めていました。にもかかわらず前説のように古稀の祝いを助産所に一室で行っていただいたのです。病院退職後3~4ヶ月経った頃だったでしょうか?後輩助産婦が運営している助産所を訪問しました。後輩助産婦2名の合同経営でその他に3名の若い(?私から見れば)助産婦がスタッフとして働いていました。丁度私が訪問したとき、病院の頃直接指導したことのある、あの幼かった助産婦が、乳房マッサージをしながら、側でまとわりつく赤ちゃんをあやしながらママを励ましていました。私はこの風景に直接触れ、成熟した助産婦の仕事を初めて見たように感じたのです。真に「背負った子に教えられ」でした。病院退職後も高等学校の非常勤講師、ヘルパー養成施設での実技指導、日本医療機能評価機構のサーベイヤーと忙しい日々の合間を縫って、週に1~2日助産所に遊びに行くようになりました。病院では出来なかった助産婦の真の姿を後輩助産婦から教えられ、病院分娩を管理分娩といういわれをこの年にして理解できたように思いました。 〈初診〉殆どの妊婦は子連れです。まず子供をおもちゃに興味をもたせお母さんの側で遊んでもらう作業があります。この作業は雅に技術といっていいでしょう。お母さんが落ち着いたところで、お母さんの希望、家の事情などを話してくることを知りました。ゆっくりと時間をかけていますが、個々の悩みまで自然の内に聞くには、助産婦個々の人間性が問われます。 〈妊婦検診〉採尿のためトイレに行きます。ママの姿がチョットでも見えなくなると泣き叫ぶ子もいます。この時子供をすばやくなぐさめないと後々診察にも支障ができます。診察中にもお腹に一緒に触れたり、「赤ちゃんお腹トントンと言っているよ!」と児心音をお母さんにも子供にも聞いてもらうことが出来ます。忱の健康教育というところでしょう!!このことを何回か繰り返していると、助産所に入った途端、お母さんが診察室に入る前に気に入ったおもちゃのところに行き、なかなか帰ろうとしない子もいます。出産の時はこの子達は家庭分娩と同じような環境となり、出産したお母さんと赤ちゃんと一緒に寝、自然に赤ちゃんを受け入れるのです。 またある時は、呼吸が苦しいと、子供のように泣きわめいて診察に来た。一見過換気の症状だ。夫がいない夜は不安に陥るのだという。助産婦はまず抱きしめ、涙を拭ってあげていた。それだけでかなり落ち着いてきたようだ。分娩監視装置装着。心音はやや多い。腹緊程度の陣痛が低位置で波を描いている。病院では直ぐ医師を呼ぶところだろう。かなり長い時間分娩監視装置をみながら、妊婦さんの夫のこと、子どものこと、妊婦のお母さんのこと等々話をしているうちに、あの泣きわめきを何だろうと思うくらい落ち着いてきた。夫に来所していただき、今の状況、分娩陣痛になっていない旨を記録用紙を用いて、心の安定と胎児の安全を科学的に説明している。 〈出産・入院〉出産時、1歳代の子はおもちゃで遊んだり時折ママの枕元へ来て甘えたり、パパをおもちゃのところに誘ったり、自由に出産体勢のお母さんの周りをウロウロです。2歳以上の子は、ママが苦しんでいると、パパと一緒にママ頑張ってと励ましたり、苦しい状況から逃げるようにおもちゃの部屋に行ったり、ビデオを見たりしているが、やはり気になるのかママのところに来て励ましたりもしている。夫はママの汗を拭いたり、無図を飲ませたり、カメラを点検したり、子どもと遊んだり大忙しです。いよいよとなるとママを抱え込んで一緒にいきんでいます。まさにに共同作業です。へその緒をつけたまま、ママの腹の上で啼いている赤ちゃんの顔を触ったり、上の子を並べて写真を撮ったり生まれたばかりの赤ちゃんとの接触はほんとうに感激の風景です。臍帯カットを夫が行い、ようやくその場で赤ちゃんの計測、臍の処置、産衣が着せられます。その前にママのおっぱいを生命の神秘を実感したと感想を漏らしたパパもいました。入院室では四本川で親子がぐっすりと寝ている姿は家族の平和の原点を感じました。入院中、赤ちゃんは母乳ですから、上の子はいつもママと一緒です。赤ちゃんが生まれてもママとの分離がないということはその子の将来の心の発育にすばらしいものになると信じています。翌日にはママと一緒にお風呂にも入れます。ママと絵本読みも出来ます。将来、院内助産所体系が出来ても此処迄は困難ではないかと感じています。ほんの一部の助産所を紹介しましたが、その他にも赤ちゃんとお母さんのイベントが毎日計画的に行われています。 〈赤ちゃんマッサージ〉赤ちゃんマッサージを目的としていますがお母さん達は仲間と赤ちゃんのこまごましたことを話し合い、マッサージよりもお母さんの心の安定に優れものと思っています。 〈お話し会〉保母さんが絵本を読んだり、お話をしています。6~7ヶ月のベビーがお母さんの膝の上で絵本をじっと聞いている姿はすばらしい。 〈マタニティーヨーガ〉〈産後ヨーガ〉参加者の殆どが子連れです。ほんの少し手足背をケアーすることで、心も軽くなると好評です。 こんなすばらしい助産所が、最近開設続行困難な諸諸のことが生じています。助産所が安心して運営できるよう法的措置がとられるよう強く強く希みます。 以上です。 婦長さん、これからも私たちスタッフも頑張りますね! だから婦長さんもいつまでも元気で、助産所の最高顧問としいてくださいね。 #
by hatogaya-mw
| 2007-12-03 22:19
| 助産師
今日は「婦長さん」の通称でおなじみの大井幸子助産所顧問の紹介です。
通称どおり元は川口近辺では良く知られている総合病院の総婦長さん でも今ははとがや助産所の顧問として助産所を支えてくれています。 ヨーガを教えてくださったり、助産所に来るママたちと一緒に来る赤ちゃんをみていてくれています。 どの赤ちゃんも婦長さんの大きな懐が大好き! 時々取り合いがおこることも・・・ そして・・・ この度第35回医療功労賞(読売新聞社主催、厚生労働省など後援、エーザイ協賛)をいただく事になり、先日授与式に出席してきました。 この賞は地域医療に長年従事し、貢献した人に贈られるもので、今回県医師会長の方達と並び助産サービスの質向上への活躍が認められ3人中の1人として選ばれました。 助産所にとってもとても名誉な事と感謝しています。 そして今後益々、助産サービスの向上に婦長さんと一緒に取り組んでいきたいと思っています。 #
by hatogaya-mw
| 2007-01-18 14:14
| 助産師
BLOGをなかなかうまく活用できないので今回はスタッフ紹介をしてみます。
なんと言っても我が助産所の責任??経営者?? その名も鵜野州みどり 最近万屋相談所?女の駆け込み寺?ともいえる我がはとがや助産所を強い意志を持って開設。 勿論、その初志は今でも健在。 日々、休みもなく皆さんのためには働き続けています。 鵜野州さんの顔を見るだけで元気が出たり、安心したり、不思議な顔??? でもそう思っている人はかなり多いのです。 これからもどんどんこのお顔を見に来て元気をもらってくださいね。 ちなみに優しい素敵なご主人とお嬢様2人の母でもあります。 趣味は・・・内緒にしておきましょう。 #
by hatogaya-mw
| 2006-12-28 22:15
| 助産師
松谷みよ子さんのいないいないばあ 赤ちゃん向け絵本の中ではとってポピュラーなもの そして、みんなが・・・といっても過言ではないほど、どの赤ちゃんも大好きな絵本の一つです。 もちろん助産所のお話会に来てくれる赤ちゃんたちも大好きです。 ではちょっと中を紹介 いないいないばあの題名の通り、いないいないばあをしてます。 まず出てくるのは・・・ ねこのにゃあにゃ (ここで猫のことをにゃにゃと表現するところが松谷美代子さんの世界ですね。) にゃあにゃがいないいない・・・ このとき赤ちゃんはわかっているけど期待してしまう期待感でワクワク そしてページをめくると・・・ ばあ・・・とお顔を見せてくれます。 ばあ!と心地よい響きにわかっているけどおもしろい、そして安心感かな? 物語はクマ、ねずみ、きつねと同じことが繰り返されます。 そして最後に のんちゃん、いないいない・・・と人間の子供になり今まで動物の世界を楽しんでいたのが、いきなり時分と同じ人間の世界に戻ってきます。 赤ちゃんにとってのこの本の魅力を今日は私なりに分析 まずいないいないばあという遊びは赤ちゃんにとって身近で大好きなもの いないいなあばあと題名を読んでもらったとたん興味を持ってくれます。 次に実際にお目々を隠した登場人物が、次のページでばあ!とお顔を見せてくれて、期待感、そして安心感、楽しさを感じられるようです。 そしていないいない・・・ばあ!と繰り返しが心地よく耳に響いて楽しいようです。 これは私の経験ですが、赤ちゃんは単純な言葉の繰り返しがあると、喜んでくれるようです。 (だから助産所のお話し会では繰り返しのあるものを選ぶようにしています。) 瀬川康夫さんのかわいらしい動物の絵も魅力的ですね。 ちょっと難しく分析してみましたが、初めての絵本としてはおすすめです。 まだ読んだことのない方、是非一度ご覧になってみて下さい。 次回に続く・・・ #
by hatogaya-mw
| 2006-08-19 11:19
| お話会
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